【ジャンプ新連載初読感想#10】『テンマクキネマ』の初読感想！

今回は週刊少年ジャンプ2023年19号から始まった新連載『テンマクキネマ』の初読感想です

ｼｬｰﾛｯｸ

『食戟のソーマ』コンビがジャンプに帰還！

あらすじ

(引用：週刊少年ジャンプ2023年19号/集英社)

感想

それでは『テンマクキネマ』の感想を語っていきます

流石、ヒット作の連載経験があるコンビ、全部で62Pありましたが、スラスラと読めて内要もしっかりと頭に入ってきました！

良かった点

特に良かった点を挙げて行きましょう

良かった点は天幕のキャラ設定です

まず、そのデザインですが安心と安定の佐伯先生です！長髪銀髪、長睫毛のイケメンにマフラーと傘を持たせバッチリと決めてきましたね！

このデザインは女性からの人気は凄く高そうだと感じました。恐らく佐伯先生の狙い通りなのでしょう！

また、元が中学3年生・天幕が高校3年生(死亡時)という３歳の年の差も、ありそうで中々無かったので、2人の掛け合いがどうなるか楽しみです。

どうしても『ヒカルの碁』の佐為に似ているという感想が散見されていましたが、私はそこまで佐為を感じることはなかったです。

佐為は平安時代の人物でしたが、天幕は30年前に死んだ様で現代人とのギャップをそこまで感じさせません。

佐為と天幕では、性格も容姿も全く違いますし、成仏されていない霊というキャラは他にも沢山いるので私の中ではセーフでしたね。

同級生は48歳くらいな訳ですし、同級生やその子供が今後、登場してもおかしくないですね。(個人的には出てきて欲しいです。)

あとは「映画制作」という難しい題材をテーマにしているのも高評価でした

作者の前作が『食戟のソーマ』なだけに意外でしたが、そこを突いてくるのかと思いましたね。

映画を題材とした漫画って数少ないですし、現在のジャンプの連載誌面でも競争する事はないと思うので、固定ファンが付けば息が長い作品になると思います。

悪かった点

悪かった部分ですが、文字数が多い点です

やはり、映画が題材ということもあり１ページ当たりの文量が多いですね。

佐伯先生や附田先生のテクニックで読みやすくはなっていますが、連載が続くと脱落者が出ても仕方がないなと感じる文量でした。

また、『食戟のソーマ』と大きく違うのは、絵を使って「バシッと決める」・「簡潔に情報を伝える」といったシーンが少なくなると思うので、この文の多さが続くと致命的だなと思いました。

あと、ヒロインに魅力がないのも残念でした

同じ学年にいる売れっ子女優の倉井雛希ちゃんがヒロインで、天幕の脚本した作賓の主演を倉井が務めることになりそうなのですが・・・

この雛希ちゃんにあまり魅力を感じないんですよね。勿論、個人的な好みの問題なのですが、やはり『食戟のソーマ』を描いた佐伯先生と附田先生なら魅力的なヒロインは期待してしまいます。

作中でも超売れっ子女優として華々しい学校生活を送っていたので、何となく違和感を覚えました。

『テンマクキネマ』の今後は

ここからは『テンマクキネマ』の今後の連載について考えていきます

この作品は、5巻以内で打ち切りになると予測します

実力のある作家さんである事は誰もが知っていますが、1話で惹きつけるというよりも細く長くやってジワジワと人気を獲得していく漫画なのかな？と思いました

恐らく、附田先生の中でもしっかりと話の着地点が決まっていてキャラの細かな設定とかも考えているんでしょうけど、週刊連載って生物なのでアンケートが取れなくなり、テコ入れを要求されて思った様な話の運び方が出来なくなるとガタガタになりそうです。

実力もあり、名の知れた作家の作品なので単行本も初めはそれなりに売れると思いますが、ジャンプはテンマクが面白くなるまで待ってはくれないでしょうね(トリコの島袋先生が3巻で打ち切られてますしね)

3巻以内では無く5巻以内としたのは、現在のジャンプ誌面の事情を考慮してです。

今回の改変で4~5本の連載が終了すると思うのですが、既に次の改変で打ち切られそうな漫画が2〜3本あり暫くの間は安全圏なのかな？と・・・

シャーロックの独り言

最後まで読んでいただきありがとうございます

ぜひ感想や考察などコメントして行ってください