ONE PIECE 空白の100年

【ONE PIECE考察】同じ悪魔の実がこの世に存在しない理由を考察

依頼内容

同じ悪魔の実が存在しない理由を調査。

シャーロック
終にベガパンクの口から悪魔の実についての仮説が語られたね
最終章って事を改めて感じるよ
ワトソン

悪魔の実は「人の進化」の可能性

ルフィが遂に「四皇」となり最終章へ突入した事で作品の重要な設定が次々と明かされているONE PIECEですが、1話から登場するも謎のままだった「悪魔の実」の謎についてもベカパンクの口から明かされました

ベガパンクは「悪魔の実」とは誰かが望んだ「人の進化の可能性」であり、誰かが望んだ人類の未来の姿で能力者は異次元を生きるもの達であると仮説を立てています

悪魔の実 人の可能性

(引用:ONE PIECE/尾田栄一郎/集英社)

つまり、「動物になりたいと望んだ人間」が進化した姿が「動物系の悪魔の実の能力者」で「超人になりたいと望んだ人間」の進化した姿が「超人系の悪魔の実の能力者」だという事です

人口悪魔の実を生み出した天才科学者「Dr.ベガパンク」がこの仮説を立てている事から悪魔の実というものは進んだ科学力を持った「ある巨大な王国」が作った変身アイテムなのでしょう

ポケモンでいうとイーブイが人間で悪魔の実が進化のアイテムだね!
ワトソン
シャーロック
うん……でも何でポケモン?

 

今回のベガパンクの仮説から『900年以上前の人たちは悪魔の実を食べて自分の望んだ姿に変身してきた』のだと思いますが「悪魔の実がなぜ同時期に一つしか存在しないのか」は明かされていません

今回、『その謎が魚人の人種差別に根深く関わっている』という考察を打ち立てましたので紹介していきたいと思います

 

「悪魔の実」の掟

「この世に同時期に同じ悪魔の実は二つと存在しない」という制約がかけられていたのですが、ベガパンクは動物系や超人系の悪魔の実の複製に成功してます

 

つまり、「同じ悪魔の実でも、この世に複数存在することは可能」な訳で、ベガパンクを超える科学力を有していた巨大な王国が複数の悪魔の実を作り出せなかったとは考えにくく「同種の悪魔の実は存在させない」という掟が意図的に生み出されていた事になります

なぜ、その様な掟が生まれたのでしょうか? 理由は、『同種の悪魔の実が二つ存在する事で、人間にとって不都合な出来事が起きるから』だと思います。ここで考えたいのがONE PIECE世界に存在する魚人族や巨人族などの珍しい種族です。

 

この魚人や巨人などの種族も「人間の進化」の形であると考えます。彼らは「悪魔の実」が開発される前に「ある巨大な王国」が進化させた人類なのではないでしょうか?

ある巨大な王国の人々は持ち前の科学力で人間を魚人へと次々と進化させ、彼らが子孫を残す事で「魚人」や「人魚」という新たな種族を地球に生み出してしまったと予想します。

ルナーリア族が高度な文明を持った月の民の末裔だと考えているのですが、ルナーリア族が「ある巨大な王国」の国の種族であるならば、かつて神と呼ばれていたことにも頷けるのでは無いでしょうか?

マルコ 月の民

(引用:ONE PIECE/尾田栄一郎/集英社)

しかし、「ある巨大な王国」が良かれと思い進化させた魚人たちが他の人間からは迫害を受けることは予想外だった。結果として「魚人の歴史は差別の歴史」と呼ばれるほど魚人たちは迫害を受け続けることになったと考えます。

そして、その教訓を基にして作られたのが「悪魔の実」だと考えると「同じ悪魔の実が二つと存在しない」という掟が作られたのにも納得できます。

 

何故かというと、同じ悪魔の実が複数存在してしまうと、その悪魔の実の種族という概念が生まれてしまいます

例えば同じトリトリの実が10万個も存在すると、どうなるでしょうか?恐らくトリトリの実を食べた人間たちは鳥人族と差別され、種族差別が起きてしまうかもしれません

再び魚人たちの様な悲劇を防ぐために「悪魔の実」はこの世に一つしか存在しないという制約を設けたのではないかと考えます

能力者が海に嫌われる原因

ここまで魚人や巨人たちが悪魔の実で進化した人類のプロトタイプだと考察して来ましたが、魚人や巨人は海に嫌われるような事はありません

ベガパンクの仮説では、能力者が海に嫌われる理由は「その”不自然さ”を自然の母である”海"から嫌われるため」であるとしています。

悪魔の実の能力者

(引用:ONE PIECE/尾田栄一郎/集英社)

この「不自然さ」こそが進化した姿ではなく、「この世に二つと同じ実が存在しない」という掟なのではないでしょうか?

 

魚人や巨人も人類の進化だと思いますし、ジェルマに人造人間として作られたサンジの身体も外骨格を持つ進化した身体です。しかし彼らが海から嫌われるようなことはありません

つまり、人間が正しく進化すれば海が人間を嫌うようなことは無い。悪魔の実に制約をかけたことで副次的に発生したのが悪魔の実の呪いであると考えます

ジョイボーイの謝罪文

魚人島の歴史の本文ポーネグリフに刻まれているジョイボーイですが、解読したロビンも謝罪文である事は読み取れても誰に謝っているのかについては読み取れていません

ジョイボーイ 謝罪文

(引用:ONE PIECE/尾田栄一郎/集英社)

この説から考えを広げていくと、ジョイボーイが800年前の人魚姫に当てて書いた謝罪文の内容も見えてくるのでは無いでしょうか。

まず押さえて起きたいのがジョイボーイはラフテルに莫大な宝を残した人物であるということです。そして、ゾウの発言からヒトヒトの実:幻獣酒(モデル:ニカ)の能力者であることも確定的です

 

恐らく、ジョイボーイは「ある巨大な王国」の王族で自分たちの科学力で進化するも迫害を受けて深海へと追いやられた魚人たちの解放を願っていたのでは無いでしょうか?

しかし、その願いは実現することは無く「ある巨大な王国」も滅びてしまった。その約束を破ってしまった事、元を辿れば自分たちの科学せいで魚人たちが差別される様な事態になってしまったことを誤っているのではないでしょうか?

 

魚人島の歴史の本文ポーネグリフには「自分たちの先祖の技術のせいで魚人族が太陽の元で生活出来なくなってしまった。自分は魚人族が迫害を受けない様に努めたが、その思想によって王国も滅びてしまう」この様な内容が謝罪文に書かれていると考察します。

シャーロックの独り言

今回は悪魔の実の秘密から魚人の歴史について考察していきました

これまでの伏線を全て回収するフェーズに入ったONE PIECEですが、毎週、毎週、神回を連発しています

ONE PIECE世界の秘密が明かされていく度に終わりが近づくのを感じて悲しくもなりますが、このライブ感を心に刻みたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます!

ぜひ感想考察などコメントしていって下さい!

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