今回は週刊少年ジャンプ2022年40号から始まった新連載『大東京鬼嫁伝』の初読感想を行います
目次
あらすじ
(引用:週刊少年ジャンプ2022年40号/集英社)
東京で貧乏ながらも平穏な生活を送っていた"花札進太"の前に"愛火童子"と名乗る鬼の美少女が突如現れる
愛火童子は過去に進太から助けられてから自分が成人するまでの10年間、進太を思い続けていた
もののけを寄せ付ける体質である進太と進太をもののけから守る愛火童子の同居生活から物語が始まる
感想
それでは『大東京鬼嫁伝』の感想を語っていきます
画力のレベルは高かったと思いますが話や演出面できらりと光るものがなかった作品でした
良かった点
『大東京鬼嫁伝』の良かった点は女の子の可愛さですね
愛火童子や蛙のもののけのデザインやキャラクターは人気が出そうだと感じました
スク水や絶対領域など露骨でない微エロなデザインとでもいいましょうか?少年たちも純粋に読め、刺さる人には刺さるデザインだと思います(コアなファンが付きそうです)
あと、鬼嫁伝というタイトルである以上は愛火童子のキャラは旦那(進太)を尻に敷く様な強い女性であると思うのですが、まだ16歳の少女なので垣間見える女の子らしい部分には魅力を感じます
この緩急をつけたキャラクター性の演出は好きでした
少し話はそれますが『鬼滅の刃』の禰豆子や『ONE PIECE』のヤマト、最近では『ルリドラゴン』のルリなどツノ女子が今のトレンドなのでしょうか?
悪かった点
『大東京鬼嫁伝』の悪かった点ですが、「進太のキャラの弱さ」と「ギャグ」です
進太が主人公だと思うのですがデザインやキャラクター性などジャンプの主人公としては全て薄いと思います
先ほども述べましたが鬼嫁伝という事なので「愛火童子>進太」のパワーバランスは最後まで崩れないでしょう
しかし、現状では進太にはもののけを呼び寄せる特異体質という属性しかありませんし「BLEACH」の様な王道バトルものにでも路線変更しない限りは、このキャラの弱さは改善されないと思います
ジャンプで男性キャラに魅力がない作品というのは少ないのできついかもしれないですね
次に「ギャグ」ですが個人的に面白いと感じる部分は「愛火童子がカッパの女の子に追い討ちをかける部分」と「最高級菓子ルマンド」だけでした
練りに練った第1話のギャグだとすると少し寂しい気もしますしギャグは向いていないなとも思いますがギャグはキャラが増えるほど幅が増えるかもしれないので、まだ期待は捨てていません
ただ、バトルかギャグか振り切れずに中途半端なレベルのものを生み出すのだけは避けて欲しいとは感じます
あとは「大東京鬼嫁伝」というタイトルなので大東京の部分のタイトル回収もしっかりして欲しいです
『大東京鬼嫁伝』の今後は
ここからは『大東京鬼嫁伝』の今後の連載について考えていきます
個人的には20話程度で打ち切られてしまうと思います
というのもきちんと根拠があり、「大東京鬼嫁伝」ですが2020年に連載され打ち切られた漫画「ボーンコレクション」と設定が被っているんです
もちろん設定が被っているからと言って打ち切られるという訳ではありませんが、設定が斬新で無いことは明らかですし1話を見る限り設定を活かしているとも思えません
また、作者の底が1話で見えてしまった事もありキャラデザなどいい部分もあるので別のジャンルで挑戦して欲しいという気持ちもあります
ただ、ちょうど対魔物の「ドロンドロロン」が終わったのでドロンが好きだった読者は期待しているのではないでしょうか?
1話〜3話ぐらいまでにコアなファンに魅力が届きアンケートで固定票を得る事が出来れば話は変わってくるかもしれません
現状での僕の予想は20週打ち切りです
「ルリドラゴン」が休載中ということや作画の良さもありこの予測となったので今年の新連載の中ではかなり評価が低い作品かもしれません
シャーロックの独り言
今回はジャンプ新連載の『大東京鬼嫁伝』の初読感想を行っていきました
少し辛口の評価になってしまった気がしますがあくまでも個人的な感想なので正直に語らさせて頂きました
ネットでの評判をまだ確認していないので分かりませんが正直、対魔物はもういいと思っている節もありますね…
ジャンプで対魔物はありがちといえばありがちなのですが、それゆえに既視感が強くなってしまうんです
ただ途中から手の平をくるくるしてしまう可能性もあるので何とも言い難いですが…
次回は「ギンカとリューナ」の初読感想です!
最後まで読んでいただきありがとうございます
ぜひ感想や考察などコメントして行ってください
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