週間少年ジャンプ 2020年 第14回金未来杯について！

この記事を読んでいただいている方には説明不要と思いますが念のため金未来杯について軽く説明しておきます。

金未来杯とは2004年から開催されている複数の読切作品をジャンプ本誌に掲載し読者アンケートにより賞を競うグランプリです。

過去に賞を受賞された先生は「ベルゼバブ」の田村先生、「ぬらりひょんの孫」の椎橋先生、最近では「仄見える少年」の後藤先生、松浦先生などジャンプで連載を獲得しています。

世界観の説明がしっかりなされていて話をしっかり纏っており、かなり完成度の高かった作品でした。

読切を通して主人公の精神的葛藤や成長、旅立ちなどが上手く描かれていて少し設定を変えると連載も狙えると思います。

金未来杯のトップバッターは編集部のから一番期待されていると言うことがバクマン。の作中で語られていましたが構成は一番良く出来ていた作品だと思います。

また作画も世界観にぴったり合っていてこれからの伸び代をすごく感じました。

今回のエントリー作品の中で画力は頭一つ抜き出ていたと思います。

また話はしっかりとした王道のバトル漫画でした。

仮面や武器のアイデアやデザインも素晴らしかったです。

読切としての完成度もかなり高くこのままの設定でも連載を狙える作品でした。

個人的に一押しの作品です。

この作品の一番の良さは主人公のキャラクターだと思いました。

ジャックの戦闘シーンにもセンスを感じます。

絵がまだ荒削りではありますが作者が18歳ということでこれからの成長にもかなり期待できます。

熱い王道スポ根が描かれていて良かったです。

主人公の強みや努力による成長もしっかり表現できていました。

試合のスピード感や躍動感も作画でしっかり描けていて良かったです。

ジャンプは今スポ根がないので頑張って欲しいです。

現在のジャンプのトレンドをしっかり抑えているような気がしました。

ポポの心情や性格、カヲルとの絆などが丁寧に描かれていたのが良かったです。

キャラクターのデザインが個人的に最高でした。