みなさんこんにちは
漫画探偵"シャーロック"です!
今回はジャンプで毎年開催されている一大イベント金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)について語っていこうと思います。
目次
エントリー作品
今回開催された金未来杯には6つの作品がエントリーされました
エントリー作品
- 絵に描いた餅を描いた餅
- 根暗闇蔵
- LIFE LIAR FROM HELL
- NEON VAMPIRE
- 恋の曜日の世崎さん
- 隣の尾副川
金未来杯とは
この記事を読んでいただいている方には説明不要と思いますが念のため金未来杯について軽く説明しておきます。
金未来杯とは2004年から開催されている複数の読切作品をジャンプ本誌に掲載し読者アンケートにより賞を競うグランプリです。
過去に賞を受賞された先生は「ベルゼバブ」の田村先生、「ぬらりひょんの孫」の椎橋先生、最近では「仄見える少年」の後藤先生、松浦先生、「レッドフード」の川口先生などジャンプで連載を獲得されています。
今回はエントリーNo.6の「隣の尾副川」についての記事です!
「隣の尾副川」のあらすじ
(引用:隣の尾副川/鍋ヒデアキ/集英社)
あらすじ
弥生時代の卑弥呼により日本中に広まった魔法使いの存在は現在ではついに都市伝説となっていた
自由奔放に生きる現在の魔法使いの姉弟は人間をよく思わず、引きこもりになっていた
そんなある日、ライフラインである竹中マートの商品と売上が魔法使いの手によって盗まれる事件が起きてしまう…
鍋ヒデアキ先生コメント!
(引用:隣の尾副川/鍋ヒデアキ/集英社)
鍋先生のプロフィール | |
誕生日 | 10月5日 |
趣味・特技 | 旅行、スノボ、釣り |
好きな漫画 |
亜人 |
日本三國 |
読者の皆さんへ一言
鍋ヒデアキです。本誌に載れてとても嬉しいです。
憧れの先生と並んでるのが幸せ。
甲本先生や空知先生に近い作風だと感じたんですが憧れの先生って誰なんでしょうね?
「隣の尾副川」の感想
(引用:隣の尾副川/鍋ヒデアキ/集英社)
ここからは個人的な感想です
今回のエントリー作品としては本作がラストになりますね
隣の尾副川ですが「ローテンポですが話の着地点がきれいな作品」でした
まず、良かった点ですが尾副川兄弟が人間を嫌いになった背景がしっかりと描かれていたのが非常に高評価ポイントでした
読切の少ないページで主人公たちの背景となる過去や絆もしっかり盛り込みつつ、最後は現状から一歩前進させていて読後感が非常に良かったです
また、「尾副川が隣の竹中マートに買い出しに行く」だけなのに丁寧に描写されていて作者が伝えたい尾副川の引きこもり度が良く伝わっていたと思います
魔法使いとのバトルや近所の人との関わり方など、とにかく作者は読者に伝えたいことを伝えるのが上手い印象です
決して画力が高い訳ではないのですが、作者の意図を伝える能力が高いというのは一つの才能かもしれません
次に悪かった点ですが、尾副川の生活感がリアル過ぎるからか兄弟の生活費はどこから出ているんだと違和感を感じてしまいました
そこにツッコむのは野暮かも知れませんが後で「魔法を悪用して盗みを働く魔法使い」を登場させる以上は、しっかりと説明した方が良いと思います
あと、盗みを働いた魔法使いがお咎めなしで何故か改心しているのですが、奴らは立派な犯罪者である訳で改心した理由も謎だし雑にまとめられた印象を受けました
全てを上手くまとめる力がある作者だと思うので、しっかりやって欲しかったのが本音ですね
総評としては伸び代も含め可能性を感じる作者の読切作品だった様に思います
最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回で2022年金未来杯の初読感想は終了となります
最後に「2022年金未来杯の総括と個人的ランキング」を綴って締めとさせていただきます!
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