依頼内容
出雲風子が幽体の姿になった理由を考察。
目次
幽体になった出雲風子
(引用:アンデッドアンラック/戸塚慶文/集英社)
ルインの攻撃により瀕死の状態になった風子ですがUMA"幽霊"の追加による世界改編の影響により幽体化する事で死から免れました
肉体を延命させる事で魂さえ体に戻れば生き返る事が出来る様です
現在は生死の境を彷徨っている様な状態でしょうか?
そんな風子の幽霊には姿が存在しUMA"幽霊"も不思議がっていました
今回は風子の幽霊に姿がある理由を考察します
幽霊化した風子
理の追加で救われた風子ですがアンデラ読者なら否定者の風子が世界改編の影響を受けている事に疑問に思った方もいるのでは無いでしょうか?
否定者は世界改編の影響は受けないはずです
(引用:アンデッドアンラック/戸塚慶文/集英社)
"幽霊"が追加された後でもジュイス以外の否定者が幽霊を知らないので否定者が今回の世界改編の影響も受けない事は間違いないと思います
その理論でいくと風子は肉体の活動が停止した瞬間に死亡してしまうはずです
ではどうして風子は幽霊になったのでしょうか?
今回、僕は否定者への世界改変の影響についてこの様に解釈して見ました
- 世界改変で生まれた概念の情報は否定者に反映されない
- 世界改変で起こる肉体への変化は否定者へも適用される
否定者にも追加された性別・人種が適用されている事から世界改変による肉体への影響は否定者も受け取るという事は確定的だと思います
出雲大社と風子
ここまで否定者でも体には理追加による世界改変の影響を受けると考えて来ました
しかし否定者の肉体へは理の改変が及ぶとしても風子が幽体となった事には関係ないはずです
緻密に設定が作られているアンデラですが風子の名字が"出雲”である事も何かの伏線かも知れません
否定者たちの名前は能力と密接に関係しており風子と同じ日本人で不動の否定者"重野力"の名前にも"重"と"力"で動の字が入っています
風子は不運の否定者で風子という名前に不運である事が反映されていると思うのですが苗字の出雲は不運の能力とは何の関係もありません
そして『出雲』と言うワードから連想されるのは出雲阿国か出雲大社ですよね
僕は風子の家系が出雲大社と関係があった為に風子は姿のある幽体になったのだと考察しました
風子は大国主の末裔
日本で有名な神社の"出雲大社"ですが祀っているのは日本を作った神"大国主"です
日本を作ったとされる大国主は他の兄弟から妬まれ何度も殺されますがその度に蘇ります
この話はルインから殺されて生き返ろうとしている風子と同じですね
また大国主は因幡の白兎と関係深い神でもあるので風子がバニーと仲が良い事も大国主との関係を暗示しているのかも知れません
参考
では風子と大国主の関係とはなんでしょう?
『日本書紀』では出雲大社は大国主の住まいとして作られたとされています
この事から出雲の姓を持つ風子の先祖を遡ると大国主に辿り着くのだと考察してみました
つまり大国主の末裔である風子は他の人間よりも霊力が高く幽体でいられるのでは?
そう考えるとアンディと風子の仲に嫉妬したルインに殺された風子を蘇らせる展開は大国主の逸話と同じです
ヴィクトルやラグナロクなど北欧神話が元ネタとなっている事が多いアンデラに日本神話の要素も入ってくると考えると少しワクワクしますね!
シャーロックの独り言
今回は風子だけ姿のある幽霊になった理由について考察していきました
いきなり殺された事で風子自身が死んでいる事に気が付かずに地縛霊になってしまったのかとも考えたのですが他の人間たちもいきなり殺された事に変わり無いので今回は趣向を変えて考察してみました
風子の出雲という名字には秘密があると思うので明かされる時が楽しみです!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ぜひ感想や考察などコメントしていって下さい!
最近のコメント