今回は週刊少年ジャンプ2022年28号で始まった新連載『ルリドラゴン』の初読感想を行います
目次
あらすじ
(引用:週刊少年ジャンプ2022年28号/集英社)
ある日、主人公のルリの頭にツノが生え母親から自分の父親が龍である事を知らされる
戸惑うルリだったが学校へ向かうと友人はツノに興味津々でルリは一躍人気者になる
かくしてドラゴンの体質が体に現れ出したルリのファンタジーな日常が幕を開けた
感想
それでは『ルリドラゴン』の感想を語っていきます
絵や話など全体的に完成度の高い作品でしたが僕はあまりハマらなかったと言うのが正直な感想です
良かった点
『ルリドラゴン』の良かった点は作風ですね
現在のジャンプにはないほのぼのとした日常モノで他作品と被らないと言うのは良いと思います
日常モノなので登場人物がみんな良い人なのは現在のジャンプの漫画の殺伐とした展開を中和してくれるかもしれないと思いました
ジャンプ読者に癒しを与えるというポジションを獲得すれば人気が出る作品かも知れませんね
後はキャラクターの可愛さも魅力です
ルリや友達、そして担任の先生などツノの存在にもそこまで驚く事なく普段はどちらかと言えば無気力で感情の波が一定なのですが、そのギャップでルリが友達と写メを撮って笑った所で一気に好きになりました
作者が意識しているならキャラの見せ方は上手だと思います
そしてそれを支えるのが作者の画力ですね!
既に完成されていて安定している上でキャラが魅力的に描けています
主人公のルリはツノが生えているのでキャラが立っているので良いですね
主人公の親友のキャラクターデザインも他のモブキャラクター達とは差別化出来ていて良かったです
悪かった点
『ルリドラゴン』の悪かった点ですが、まず真っ先に思ったのが連載をする作品なのかと言う事です
仮にこれが読切の作品ならば完成度の高いモノだったと思います
これから先はルリにドラゴンの体質が次々と現れ、それが周囲の人間との交流のきっかけになり、日常生活がどんどん豊かになっていくという展開になると思います
しかし、「週刊連載でその展開が飽きられないのか?」ととても心配になりました
ジャンプ+などの無料な電子媒体でやるべき作品だったのではないかと強く思います
週刊少年ジャンプを毎週購読してアンケートまで入れる読者というのはかなりの漫画好きです
そしてジャンプ+などの無料媒体であればスキマ時間に自分の好きな作品だけを見ると言う事も可能ですがジャンプとなると連載出来る作品の枠が明確に存在する訳です
その一枠を埋める為の作風では無いかと思います
毎週楽しみに『ルリドラゴン』の次の展開を待つと言う事を読者がしなくなると思うんですよね
あとは日常漫画なので、かなり丁寧に細かくキャラの行動を描写している気がしました
ツノが生えたから仕方がないかも知れませんがルリが起きてから家を出るまでに11pも使っています
1話なのでページ数が多いのでページを贅沢に使うといのは良いと思うのですがこれから先にページが少なくなってもそれをしてしまうと内容がスカスカになるかもしれないので不安ですね
『ルリドラゴン』の今後は
ここからは『ルリドラゴン』の今後の連載について考えていきます
結論から言うと30話程度で打ち切られてしまうのでは無いかと思います
ワンピースやヒロアカなど看板漫画が最終章入りをしている現状のジャンプで読者が求めている漫画は『ルリドラゴン』では無いと思います
もちろん、僕自身がハマれなかったからと言う先入観が多分に入っているとも思います
あくまでも僕の感想です
シャーロックの独り言
今回はジャンプ新連載の『ルリドラゴン』の初読感想を行っていきました
画力など作者のポテンシャルはとても感じたので日常ものをジャンプでやってしまうと言う事に勿体無いと感じてしまいます
仮にジャンプ+で連載されたなら人気漫画になりそうな題材なんですよ
これからのジャンプが変わっていくのかも知れませんが作家さん達には頑張ってほしいですね
最後まで読んでいただきありがとうございます
ぜひ感想や考察などコメントして行ってください
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